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2026年5月 星の運行と内外の政治経済情勢

・ これから毎月1回程度、星の運行から予想される内外の政治経済情勢についてのコメントを投稿していこうと思います。


・私は現在はリタイアしていますが、働いていた期間の前半15年ほどは日本の銀行で働いていました。最後、4年程は国際審査部というところで、欧米企業への貸出し案件の審査をしていました。その後転職して外資系の格付機関や証券会社でアナリストとして働きました。


・ アストロロジ―(占星術)に関しては、大沼忠弘先生から基本的な知識を教わりその後は松村潔さんの本を読んだり、講座に参加したりして学んできました。現在は、ユング心理学とアストロロジーを融合させたリズ・グリーンの心理占星学とルドルフ・シュタイナーや弟子のエリーザベト・フレーデの唱えた天智学(アストロゾフィー)を研究しています。過去20年ほどの間メリマンのファイナンシャル・アストロロジーのブログ(MMA Free Weekly Column by Raymond Merriman)を毎週読んでいます。


・ これらのバックグラウンドをもとに、これから独自の視点で星の動きと内外の政治経済情勢の動きを追っていきたいと考えています。そして、果たして本当に星の動きは私たちの社会の政治や経済の動きに影響を与えているのかどうかについて検証していきたいと思います。


・ 第1回として、今日は2026年5月21日のホロスコープをもとに、今後1カ月間の日本と世界の政治経済情勢について星の動きからコメントしたいと思います。

今回、星の動きとしてまず注目したのは冥王星が水瓶座にいることです。冥王星は”死と再生”の星と呼ばれています。すなわち大変動を表します。また水瓶座が表すのは“独創”や“解放”、“公平”、”平等”といったことです。冥王星が水瓶座に滞在する時期は世界中が政治的に大変動を経験する時期と言えます。今、世界ではまさにそうした大変動が起こっている最中です。



・ その特徴として、世界の政治を動かす原理が根本的に変わりつつある、ということではないでしょうか。これまでは理念や哲学に基づき、まがりなりにも国際的な合意のもとに動いてきた国際政治が、剥き出しの力によって動かされつつある、というのが現状ではないでしょうか。そうした動きが過去数年で顕著になってきたことはまさに星の動きを体現しているようにみえます。


・ 冥王星の公転周期は約250年です。つまり250年かかって太陽の周りを1周します。なので、一つのサインに滞在する期間はその12分の1ということで、約21年間です。今回の場合、冥王星は2024年の9月に水瓶座にイングレス(ingress:ある天体がある星座(サイン)から別の星座へと移動すること)し、次の魚座にイングレスするのは2043年の3月なので、当分は今のような地政学的な動きが続くと予想されます。


・ トランプ大統領は本日(2026年5月14日)から北京を訪問して習近平主席と会談する予定です。これによって中国と米国/イスラエルの間の戦争に何らかの変化が起こり、現在続いている停戦協議に影響が出るとの見方もありますが、星の動きから見る限り、中東情勢に関しても現在の不安定な状況は継続するのではないかと予想されます。イスラエルに関してもイランとの戦争を終了させるような動きは当分の間出て来ないだろうとみています。


・ もう一つのトランス・サタニアン(土星外の惑星)である海王星は牡羊座にあります。海王星は境界をあいまいにする星です。ゆらめき動いて境界線の上を行ったり来たりする感じです。牡羊座のキーワードは”突進”、”勇敢”、”冒険”、”積極”、”闘争”、”気概”、”機敏”、”精力”などであり、境界をあいまいにする海王星の活動が活発になることを示しています。これも中東情勢だけでなく、ウクライナとロシアとの戦争が膠着状態に陥って、戦線が行きつ戻りつしている現状に合っているように見えます。


・ つまり、現在の世界情勢は地政学的にみて国家の覇権、勢力圏、そしてアイデンティティが流動的になっているのではないでしょうか。それは例えば中東情勢についても言えると思います。数日前には、UAEがイランの石油施設を空爆したとのニュースが報じられていました。従来、中東紛争の構図としてはイスラエル/米国対イランを先頭とする中東のイスラム諸国との対立という図式だったと思いますが、イスラム圏であるUAEがイランを攻撃したことは、こうした従来の構図からは理解できない新たな動きです。これもまた海王星的な揺らぎの現れとみることができ、物理的な国境だけでなく、同盟関係や覇権国の影響力のゆらぎの現れだと思います。


・ このことは中東だけに限らず、ここのところの米国とヨーロッパの西側諸国との間の関係についても言えます。米国のイラン攻撃に対して、トランプ大統領がヨーロッパの西側各国に対して参加を呼び掛けたのに対して、どこも呼応しなかったことで、両者の軋轢が目立ってきています。海王星もトランス・サタニアンであり公転周期は165年です。したがって1つのサインに滞在する期間は約14年です。海王星は今回、 2026年1月27日に本格的な牡羊座へのイングレスを行い約14年間の滞在をスタートさせました。


・ 海王星はまた、現実と夢の世界の境界もあいまいにします。いわば夢現(ゆめうつつ)の状態です。キー・ワードとして”夢”、”理想”、”想像力”、”無意識”といったことも挙げられます。そこでは情報の錯そうといったことも起こりやすくなります。少し前にイランで撃墜された米軍のF15に搭乗していた大佐の大々的な救出劇が報じられました。そのために動員された兵力は米政府によれば155機の航空機とヘリコプター、特殊部隊を含む最大数百人規模の兵隊たちとのことでした。

これは一人の救出劇としてはあまりに大きな規模ですが、それには裏があるとの報道もありました。この救出劇が行われたのはイランのイスファハンの近くでイスファハンにはイランの核施設があります。なので、大佐の救出劇の裏でイランの核施設からイランが保管していた濃縮ウランを奪取する作戦があったのではないか(そしてそれは失敗に終わったのではないか)との観測もあるようです。真相は分かりませんが、こうした情報も海王星が牡羊座にあることによる情報の錯そうの一つではないかと思います。


・ 2026年5月21日からスタートする太陽の双子座期においては、太陽の他に水星と天王星も双子座にいます。水星はコミュニケーションを司る星です。また天王星は革新の星であり、ITとも関係します。天王星のキー・ワードとしては、”独自”、”飛躍”、”改革”、”独創”、”自由”。”平等”、”博愛”といった言葉が並びます。


・ 天王星はフランス革命やアメリカの独立戦争が起きた頃に発見された星であり(1781年に英国人のハーシェルが発見)、まさにこれらの革命や独立戦争を体現するような星です。天王星は2026年4月26日、双子座へ本格的にイングレスし、そこから約8年間滞在します。この8年間はその影響により、AI、通信、移動、そして情報収集のあり方等に革命をもたらし、コミュニケーションのあり方も変化すると予想されます。


・ 双子座は様々な分野に対する興味、関心の広がりを表します。情報・通信などの分野においてAI技術の進展やその広範な分野への応用によって、戦争の様相も変化してきており、外交における情報戦も従来とは様変わりしつつあるようです。今回のイスラエルや米国のイランへの攻撃に際して、AIの技術を使って、これまででは考えられなかったような攻撃が行われたことも伝えられています。双子座には水星と天王星の他に太陽と金星も滞在しています。太陽は前に進んで行こうとする意志を表し、金星は感情の動きを表します。また、金融市場の動き等にも関係します。


・ 米国のイラン攻撃に対しては国際的に大きな非難の声が巻き起こっていますが、当の米国では世論調査等を見ても意外にトランプ大統領や戦争遂行への国民の支持は高いようです。双子座は外交や情報といった分野に関係しており、ここに太陽と金星があることで、国民のトランプの戦争遂行への意外に高い支持や国民感情が理解できるのではないかと思います。また、牡牛座には土星と火星が同居しています。火星は前に進んで行こうとするエネルギーであり、土星は枠をはめて規制しようとする動きであり、それが同時に働いているのはまさに現状を反映していると思います。


・ この時期においては蟹座に木星と月があります。木星は拡大と膨張を司る星です。月は感情を司ります。蟹は外側の甲羅は硬いですが、内側はやわらかくて暖かい、居心地のいい場所です。なので、蟹座が象徴するのは家庭などの居心地のいい場所です。外国に対して国内という意味もあります。


・ この蟹座に木星と月がいることから、各国における国民感情の高まりが予想されます。激動の国際情勢を受けて、日本を巡る状況も緊迫化しています。先に述べた通りヨーロッパにおいては西側諸国と米国とのNATOにおける関係に軋轢が生じています。亀裂は相当深く今後さらに拡大していくことも予想されます。イラン戦争への協力ということでは、日本も同じ立場にあり、米国の矛先がいつ日本の方に向けられてくるか分かりません。


・ 台湾問題に関連して、米国がどういう姿勢を取るかが注目されるところですが、従来通り、日米安保に基づいて米国が無条件に日本を援助してくれるかどうか、今後、微妙な状況も出て来るのではないでしょうか。日本は高市政権の下、日米同盟は安泰のように一見見えますが、今後台湾問題等で、同盟のあり方が試される場面も出て来ると予想されます。そうなれば、日米同盟の試練といった事態も予想されます。3つのトランス・サタニアン惑星の運行からは、国際秩序の不透明化は当分続くとみていいのではないでしょうか。


・ 国内で安穏として過ごして来た国民が突然国際情勢の大変動に直面すれば、国民感情も大きく変化する可能性があるとみています。最近はユーチューブなどの情報に接して、これまで大手メディアが独占してきた情報空間にほころびが広がるにつれて国民意識にあきらかな変化が見られます。そのことが今後、日本の外交、防衛、安全保障政策にどういう影響を及ぼしていくか、引き続き星の運行を参考に見ていきたいと思います。


・ 木星の影響から株価は順調に拡大を続けているようです。また為替市場も政府の介入等もあり、大きな変動を示しています。星の動きを勘案すると、金融市場においては今後も株価や為替が大きく変動することが予想されます。また、日本で財政や税制、金融政策についての議論も活発化すると予想されます。円については財務省による介入が行われましたが、今後も日米が連携して介入する動きは続くとみられ、一方、円安圧力も続くことから不安定な状況が当分続くだろうと予想しています。

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