影と向き合う
- 水野 辰哉
- 5 日前
- 読了時間: 3分
・ 自分が抱える様々な心の問題を解決するには、自分の影(シャドー)が何であるのかを知り、それとうまく付き合っていくことが必要だと感じています。影はあまり直面したくない存在であることが多いと思いますが、勇気を持ってそれを見つめ、どうしたらその内にこもったエネルギーを上手く解放してあげることができるかを考えてみることが必要だと思います。

・ そもそも影とは何でしょうか?その前にまず、自我ということについて考えてみたいと思います。河合隼雄先生は「私が私として意識し得ること、それに知覚していること、などのすべてはある程度の統合性を有し、ひとつの人格としてのまとまりをもって存在している。われわれユング派では、このような私の意識の統合性の中心を『自我』と名づけている。つまり、自我は私の意識の主体であり、その中心である。」と述べています(『影の現象学』)
・ しかしながら深層心理学の多くの研究は、その自我がわれわれの心の動きの全てに対して、完全な主体性をもっているものではない」ということを明らかにしてきたのです。つまり、私たちは自分の意識や行動を自分が主体的にコントロールしていると考えていますが、実はそのかなりの部分が知らず知らずのうちに、意識以外の部分、すなわち無意識の領域によって大きな影響を受けている。
・ その中でも影の部分によって自分の考えや行動が自分の意図せざるものとなり、その結果、私たちは不本意な人生を送らされてしまうことになるのです。どうしてそのようなことになるのか、なぜ影は私たちにとってマイナスにしかならないようなことを考えさせたり、行動させたりするのでしょうか?ひどい場合には影の影響で私たちの人生はズタズタにされ、自分が望んでいたのとは全く違ったひどい人生に私たちを追い込んでしまいかねません。
・ 私たちは一生懸命、それに抵抗しようとするけれど、影の影響力は圧倒的で、どんなにそれを避け、その影響力から逃れようとしてもそれは徒労に終わってしまいます。
そこから逃れるためには、私たちの無意識に存在する影に気づき、どうすればその秘められたエネルギーに何らかの出口を与え、自分と折り合いを付けなければなりません。
それができなければ、一生影に付きまとわれ、それから逃げようともがきつつ、ああ自分の人生は自分が意図したようにならなかったと嘆きながら死んでいかなければならないでしょう。
・ それを防ぐ為には、まずは自分の影を発見し、それとどう付き合っていくかという道を探索して行く必要があります。そしてタロット・リーディングはそのための有力なツールになってくれると思います。




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